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もう何処へも行かずにこのまま部屋で死んでしまいたいと願う気持ちと、最期にもう一度、あなたの顔を見たい、そのためならば何処へでも行けるという意思が、ずっとせめぎあっている 或いは14歳の頃に部活を休み、部屋に隠れているのを帰宅した親に見つかって叱られやしないかと震えながら息を潜め、怒鳴られることはなかったけれど、あからさまに失望された時からずっと、此処に居てはいけないのに、抜け出すことも許されてはいない

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