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眠り続けるあなたの柔らかな肌を思う 時折通り過ぎてゆく自動車の明る過ぎる前照灯が 何も無い町の夜を切り裂いてはまた 元の闇に戻り やはり此処にはもう 何も無かった


いつか夢で見たかもしれない あなたの乳房の温かさや 頸筋から香る甘い花のような匂いが 今でもはっきりと思い出せるのに 土で汚れた両手は冷たく震えるばかりで
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