2015-03-23 37 Fiktion 何処だって行けるのだ 切符を買い汽車に乗れば 線路の続く処まで 果てしなく 窓から見える景色を目で追うと 棚田の畦道には薄紫色の花が広がりトンネルを通過する度に空は明るくなる 窓を押し上げれば潮の香りがして 恐らく海は近い