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磨かれてはいない緑や紫 または無色透明の石に値札がついた店で しばらく品定めをしたが 結局どれも欲しいものが見つからなくて 桃色の塩も買わなかった 骨も石も 死骸ですらも 誰かによって価値がつけられてあるのは なんとなく奇妙で 別の店では 同じようなものに 零がひとつ多くついていることもある 全く不思議なものだ

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