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もう何度も味わった この苦虫を 遣る瀬無い気持ちで飼い殺すのは 苦しい あの人もきっと 同じ気持ちだった きっと
恐らく彼は近いうちに結婚するだろう と妹は言った 私はまだ 交差点までたどり着いていないのとも

僕は彼女にほんの少しブランデーの雫を落とした珈琲を飲ませ 暫くして寝息を立て始めたのを確認してから 部屋を出た 毛布の色は海のような青色だったと思う
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