2015-07-27 163 Fiktion どの夜をタクシーに乗せて帰ろうか ふたりで手を繋がなかった 歌舞伎町で はぐれてもあなたは 探し出してくれただろうか 街娼を見るたびに 彼女たちと何処かの薄暗い扉の向こうへ消えてしまうのではないかと いや それはわたし自身であったのかもしれない