164

舗装の無い道を歩き 森を抜ければ湖 こどもたちは生まれたままの姿で泳ぐ 羊は柵の向こう 水浴びは出来ない

底が見えない深さの 足が届かないないところを泳ぐのは怖かった けれど 泳ぐときに足はつけないでしょうと言われて 私は 自由になった プールの底から離れて 太陽の下へ 泳いでいった ほとんど自由だった