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生クリーム 蜂蜜 卵黄と少しの檸檬汁で真夜中に創り出すのは明け方に見るための夢 白いドレスを着た娘たちは踊りながら円になり線になり点になり散らばってゆく おまえたち皆愛していたよ 言葉で表せないほどに 愛していたよ 炎のなかに溶けてゆく瞬間にも 甘い香りは電撃のように 鋭く 激しく 突き刺さり 爆発する 


ねぇお母さん 夏はいつ始まるの 
だれもドライブに誘ってはくれなかったけれど
ねぇお父さん 夏はいつ終わるの
クラゲもオバケも出てこない海へ行きたい
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