196

それと深く関わらず生きられる彼女はしあわせなのだろう きっと佳いことなのだろうと 羨ましかった かつて愛した男はそれを苦に自死して もうひとりは蒸発した
わたしにはそれを否定することはおろか 彼らなりの選択を咎めることも出来ないけれど それは目に見えないほど深いところで しっかりと根を張っている 何処までも わたしや彼女の踵のすぐ下へも 
Remove all ads