2015-09-02 200 Wirklichkeit 世界の果てを流れる河は夏になれば枯れてしまうので渡し守は薔薇の咲く谷へ避暑に出掛けているどれだけ激しい風が吹いてもどれだけ強い陽射しが降り注いでも寝惚けた蠍に気をつけていれば砂漠の楽園は絶対に安全足の甲に描かれた花の名前を教えてはもらえなかった名前などないのかもしれない根無し草に咲くちいさな花いずれ消えゆく短き命