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陽が短いからもう 家に帰ろう 狼が吠え始める前に 仕度を始めよう 間も無く雪が世界を わたしの視界に入る分だけの世界を 白く壊してしまうから 森の木の実や花を詰んで 片付けておこう 長い夜に備えて 黄色い蝋燭をたくさん作ろう 凍えてしまわないように 夏の思い出を食べてから眠ろう わたしの世界が凍りついても 太陽の記憶がきっと 溶かしてくれるから

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