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君はもう 新しい歌を探すのはやめたという
なんだか酷く疲れてしまって と溜息を吐きながら
僕は曖昧に頷きながら 車窓を流れてゆく景色を横目で見送った
座席と平行に並んだ汽車の窓から見えるのは 目の前の景色だけだ
過ぎ去った時間と同じように

水脈を共にした君と僕は やがて別のせせらぎとなり
また同じ海で出会えるのだろうか

そのとき君がまた
歌をうたっていたら佳いと思う