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かつてその街で わたしや彼女もまた スノッブな学生であり 仏蘭西製の煙草をのみながら オールド・ノリタケの珈琲カップ片手に 政治や経済 ときには歴史についてまで 学生らしい議論を 真剣に続けていたものだった
何も実らなくても 咲かなくても 楽しかった ひと時だけが いつまでも 残っている わたしの捏造された記憶と共に
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