今年もう何度目かわからない
サロン・デュ・ショコラへ行く
メレンゲは完売 何処もかしこも完売 とても流暢な日本語を話すフランス人シェフはいなかった 国へ帰ってしまったのかしらん
パリを訪れたのは 夏のことだった ショコラは買って帰れなくて なぜか わたしはキルシュを水代わりに飲み いつでも酔っぱらっていたうえ 友人とはぐれ 結局タクシーに乗ったのだった
ミラボー橋を渡ったのかも最早覚えてはいない
あらかじめ決められているのに わたしは赤いハートのショコラを買った 半分こして食べるのだろうか それはなんだか悲しい気がするのだけど 食べてみたいとも思う