2016-02-21 372 Fiktion 泣いている赤子 笑っている嬰児 抱えては揺れている母の乳房 祝福された命 かつては わたしもそうであったのだろうか 罪悪感だけが いつまでも背中に 脚に まとわりつき いまや凍えた身体で 歩くことすらままならない