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慌ただしくすぎてゆく休暇 ひとに会わないように 誰にも顔をあわせないで済むように わたしは浴室の隅にしゃがんで タイルを磨き続けた かびた目地は白さを取り戻し 漂白剤の香りがあたりに漂っている 混ぜるな危険と書かれたボトル

 

 

彼岸参りにはいくつもりだったのだけど 結局だめだった 千の風になった春風は わりと冷たかった 太陽の光はあたたか そろそろ窓を閉めよう

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