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早過ぎる死を悼まれるためだけに早く死にたいけれど 誰が悼んでくれるか わからないのが悩ましい なんて ほんとは誰も悼んでくれなくたって良いんだ 別にお悔やみの言葉が貯まれば 何かと交換出来るってわけでもないんだもの どうだって構いはしない
誰かの為に生きるなんてうんざり わたしはわたしの為だけに生きて死にたい あの人が方々で女の子を泣かせた黒い噂を知っている 火のないところに煙が立たないということも そういう愛しかたをしても ほんとうに愛するひとと出逢ったとき そのようにしか愛されないということも わたしがどれほどあなたを愛しても これっぽっちも伝わらないことさえも