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東より来る友人と夕食をとった エスカルゴと挽肉 それから赤ワイン なんて贅沢!

かつてその店には N氏という年配のウエイターが勤めていた 創業1897年の店なので ありえない話だが 創業時からいらしたような風格で 洋食店に相応しい人であったが 10年ほど前に退職されてしまった 今は蔦の絡まる洋館で のんびり暮らしていらっしゃったら佳いと思う

柔らかな白いパン 血よりも赤いワイン 焦げる肉の匂い ああ! デザートまで戴けるなんて ほんとうにしあわせなことだ