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畑の隅に咲き続ける鶏頭の花は 夏の残り火で 燃えつきた夢は 資材置き場の裏にある廃品回収箱のなか あなたもわたしも 随分遠くまで来てしまった 別々の暮らしにおいて 出会ったこと自体が 過ちだったとは思わないにせよ 叶わぬ愛を望むことは 罪だったのか 霧深い朝に罰を受けている ひそやかに
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