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ヴォトカ流れる河のほとりで

Das Tagebuch der Lily Mercury

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まだ暗いのに眼が覚めたので 枕元にある目覚まし時計を見ると きっかり6時を示していた 鳥の囀りは聴こえないが 階下からは家人が湯を沸かしたり 新聞をめくったりしている音が聞こえる それからラジオの音
眠るときは空調をつけないので 布団から腕を出すと部屋がとても冷えているのがよくわかる 嫌々ながらカーテンを捲ると 少しだけ青さを取り戻し始めた空と 二重硝子の窓越しに漂う冷気 溜息 屈伸 遠くの街灯の明かりが消える 夜明けだ 

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