2016-12-16 671 Fiktion 削り取られてゆくような消耗感に疲弊している それは木枯らしの刃 硝子張りの部屋のなかだけが 陽光に包まれた温室だけが守ってくれていた 午後 雪が止んで 世界は白い光で満たされる 予め祝福を予定された幸いなる子供とわたしは罪を犯す