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欲しいものを訊かれたとき うまく答えられなくて口ごもっていたら 骨をあげると言われたので わたしより先に死なないでと答えたけれど 本当は指輪が欲しかった 愛による束縛を可視化したそれを身につけたかったんだ

ふだん 指輪なんかしないくせに
 
神さまに愛されているということを信じながらわたしは降りしきる雪のなかをひとりで歩く なにも無くていい かたちのないもの 言葉に表せないもの けれどもあらゆる関係を構成している事実や あなたの心臓が打つ音の速さとか 流れる血の色や温度 そういったものを忘れないでいて

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