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ヴォトカ流れる河のほとりで

Das Tagebuch der Lily Mercury

782

雨の匂い

錆びた欄干沿い

湿った草叢の柔らかさよ

 

花びらが散る

風が吹くたびに

揺れる木から

はらはらと追われるように落ちる

川はもう水門の柵が

薄紅色で一杯に押されて

それでも開けられることはないけれど

沈むことも出来ないで

揺蕩うばかりで夜は更ける

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