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ヴォトカ流れる河のほとりで

Das Tagebuch der Lily Mercury

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とてもたくさん歩いた気がするけれど 歩数計を見たら6,000歩ちょうどだった

歩くのは好きだ ひとりで川沿いをゆくのも好きだけど 好きなひとと一緒にあてもなく手を繋いで歩くのはもっと好き どこまでも陽が沈むまで道が続く限り そうして歩き疲れて公園のベンチに腰掛けながら「どうしてこんなところへ来たの」と尋ね 彼は「君が来たんだよ」と答える

わたしたちは恋人でも 友達でもないので 行き先はどうだっていい 街灯のあかりがぽつぽつとつきはじめ わたしたちはまた歩き始める 「もう帰らなくちゃ」「そうだね」それからふたりで口付けを交わしてから「また明日ね」と別れた

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