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ヴォトカ流れる河のほとりで

Das Tagebuch der Lily Mercury

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まだ明るい帰り道の草木の鮮やかさ 水を張った田園には空が映り 夕陽を煌めかせながら波打つ 畦道に咲いた綺麗な花の名前を知らないまま大人になって 一度も困ったことはない 灰汁が強すぎて食べるのには適してはいないと聞いているくらい 蛙なら鳴き声で大体種類はわかるのに

 

村に入れば栗の花の青臭い匂いと 換気口から味噌汁の匂い 隣の家では仔犬が5匹生まれたらしい

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