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このままぜんぶ無かったことにするか もう一度夏至の日に戻るか 通り過ぎていった季節と鮮やかな景色 夜の闇の中で初めて 輝ける光を知った 限りなく体温に近い空気に包まれながら わたしたちは戯れに欄干から身を乗り出して遊んだ その愚かさ 空虚な悦楽でつくられた思い出は 健やかさなどなくて でもとても美味しい

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