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口にするのも禍々しいほど怨んでいる人間がこの世にまだ生きていて 心につけられた傷も 彼らに対する復讐心というのも一生消えないだろう 他人のせいにするのは良くないとはいえ された仕打ちは教訓にすべきだし 無理に忘れる必要はない 忘れた方がいいと言われて忘れられるほど楽なことではないから

彼らはわたしのことなど覚えてはいないだろう 忘れられた相手にする反撃ほど無意味なことはないし あの人でなしのために服役するのも愚かなことなので する価値もない

 

心のなかで呪う言葉を書き連ねはしない ただ相対的幸福を手に入れたいだけ(あるいは既に手に入れている)