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まだ清らかな身体から伸びた手脚 悪意に満ちた手から触れられたことのない健やかな若い娘の肌 どれほどの価値があるか 知らないまま無意識のうちに供している 母親は無関心だった 傍に立つ見知らぬ男だけが舐めるように凝視している あの 行為のまえに見せる絡みつくような眼差し いつかわたしがその目で見ないでほしいと嫌がったら おまえの姿に恍惚としているのだと心にもないことを述べて強引に組み伏せられたときのような視線で 乙女の大腿部から爪先までを何度も往復して それでも彼女は目を覚まさないし 見られたぢけではなにも減りはしないのだけど そう 誰も傷ついてすらいないのだけど

今のところは