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居た堪れない場所で 何もかもが偽りに見えて むしろその方がいい夜だった 惰性だけで食べる食事は耐え難い苦痛なので そうするくらいなら何も食べないほうがマシだというのは贅沢だという 世の中には飢えて死ぬ子供達がどれほど沢山いるのか なんて ぜんぜん違う土俵の話を始めて 結局もとに戻る

 

くだらないことを訊かれたとき まともに答えて場が凍りつくのを瞬時に想像できるけれど 適当に相槌をうつのが未だに出来ない どうせ休日になにをしてるかなんて誰も確かめはしないのに