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ねぇ久しぶり 元気にしてた?そう 良かった 彼女も一緒に暮らしてるの?ふーん 色々あったんだ まぁね こっちは暑いよぉ 毎日30℃超えてるもん え?夜もよ すっごく蒸し暑いんだから嫌になっちゃう そう言えば初めて会った日も暑かったよねぇ 祇園祭のさ お囃子の音を聴くと思い出すわ あなたまだ大学院生だったっけ え?今もまた学生?へぇ… あ それでさ わたし去年愛人がいたんだよね 覚えてる?あなたに似た顔のひとがいて 見るといつも思い出してるって話したことあるじゃない そうそう 彼とね 3ヶ月だけ契約して まぁ悪くはなかったわよ アソコはあなたの方が大きかったけどどうでも良いじゃない そんなこと だって結局一度もヤッてないのよ え?そんなの愛人って言わないって? 聞いてよ モナムール わたしはね彼をあなただと思って愛そうとしたの でもそんなことって出来やしなかった だってあなたじゃないものね 彼だって わたしのこと死んだ奥さんの代わりにしてたんだからいいのよ けれどもそういうことじゃないの ああ もう 何て言うのかな わたしにはあなたが足りないのに あなたはそうじゃないっていうとき どうしたら良いの? 教えてよ ねぇ 誰に聞けばいいの?あなたはあなたしかいないのよ 愛してる 愛してる 愛してるってば…