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朝 出かけるのにこっそりと寝床を離れたら 一緒に寝ていた妹が「何処へいくの いかないで」と呼び止めてきたけれど 結局彼女は布団から抜け出せなかった まだ暗くて寒かったから わたしが必ず帰ってくることを知っているから もぞもぞして少し泣くような声を立てたあとまた眠ってしまった
帰りに大きなメレンゲを買って帰ろう そうしてふたりで一緒に割りながら食べる