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ガラスの皿が届いた フィンランド製の麻色の小さな器 光に透かすと なぜか少し紫がかって見える 木の卓のうえでは 黒っぽいような 白いきれの上では生成りのような 不思議な色だ

昔 居候していた北欧の国のうちでは それほどガラス製品を使った覚えがない そもそも日本から見れば北欧3カ国が同じように感じても 全く別の国なので 当然といえば当然のことだった ムーミンが描かれたピンク色のマグカップは 毎日牛乳を飲むのに使っていたが なんだか惜しくなって 今はウサギの青いマグカップを使っている