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クリスマスに英国製の赤い革張りの手帖を貰った. 地の角に点線が入っていて、頁をめくる7日毎にぴりぴり千切ることが出来るものだ. 予定を立てられない私はそれに恐ろしく平凡で退屈な、読むに値しない日記を書いている. 

高校時代に買いだめした無印良品のノートには嘘と夢ばかりの言葉を綴っている.