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来週末の〆切に向けて掌編を一本書き上げた もう二度と戻りたくない日々を 美しい色彩で思い出して 感傷に浸るだけで 踏み出さなかった一歩を 後悔するわけでもない 何を必死に勉強していたのだろう 恋をすることもなく ただ性に対する好奇心だけがあり 無謀だった けれどもそれは 私だけではないのだ