2015-07-15 151 Fiktion 何もかも失くしたと思った 2013年の夏 死ななかった私は 余計者として 無責任に自由を堪能し 元より何も手に入れていなかったことを知り有り余る暇のさなかに 初めて恋に落ちて もっと生きていたいと 世界中の音を 色を 匂いを 知りたいと願ったあたらしい感情が生まれる望むだけ与えられるのだ