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まだ幼かったわたしは ほとんどなにも覚えていなくて ただ 揺れたこと とても寒い朝だったこと 学校へ行ってもまだ 携帯やインターネットも身近で無いから 情報がなく 翌日以降の新聞で 次々と事態が明らかになっていったこと それだけしか 覚えてはいない 誰もが 誰かの大切なひとだった

あの人の命日をいまだに知らない


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