Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

ヴォトカ流れる河のほとりで

Das Tagebuch der Lily Mercury

608

よく晴れた寒い日 時計の短い針が1と2の間を指す頃に 静かな公園を歩くのが好きだ 芝生でも砂利道でも構わないけれど 背の高い常緑樹 それも広葉樹が生えているといい 樹々の間に降り注ぐ白っぽい光がとても美しいから

草叢から小鳥の囀りを 遠くに小川のせせらぎを聴きながら 冷たい土に触れるとき 彼女はとても安らかな表情で微笑む きらきら光るなにかで 世界が構成されているのか 掴めないプリズムを追った指先 爪の間に泥

Remove all ads