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ヴォトカ流れる河のほとりで

Das Tagebuch der Lily Mercury

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金木犀のシロップを今年も作れないうちに花が終わってしまった 透明な流動体のなかで浮遊する橙色の星に似た花を眺めたかったのだけど 雨が続いてしまったのが悪かった 甘い芳香の雫で庭は濡れ そのまま流れていき また少し冬に近づいてゆく 唇が乾いている もうあまり 歌を口ずさむ気にもなれない

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