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昼下がり 下校中の子供たちは 揃いのどぎつい青色の上着を着て宿題の話をしている 髪を飾る紺色のリボンは幅広のグログランリボンだ 潤沢に使われたリボンが品良く編み込まれた柔らかそうな黒髪を纏めているのは とても可愛らしかった 恐らく いや間違いなく 彼女たちは良家の子女なのだ それが幸いであるかどうかはともかくとして

昨夜 クリスマスツリーを飾った
何度か洗礼を受けることも検討したが決心がつかぬまま今日に至っているので 飾る理由もないのだが 子供の頃からクリスマスが好きなので毎年飾っている 理由もなく焦る師走 無意味に沸き立つ街中の雰囲気も好きだ 宗教的意義を忘れ ただ 子供たちがケーキを食べ プレゼントをもらうこの国のクリスマスが今年もやってくる 子供は別に好きではないけれど すべての子供たちが幸せであればいいと漠然と願う
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