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霜がおりた枯草が昇りはじめた太陽の光に照らされ出して ところどころ金色に濡れているのが 雪のなかで眠る女の髪のように見える 凍らない河は脈々と流れる 雪と金髪の草むらの間を 朝陽が燃えあがる遠くの山並みから流れる 光で煌めく水面は美しい

どこかで銃声が鳴り 雪原から鳥が一斉に飛び立ってゆく わたしは火酒をひとくち飲み 西へ向かって再び歩き出した
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