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ヴォトカ流れる河のほとりで

Das Tagebuch der Lily Mercury

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卒業式の日が雨だったか 晴れていたかなんて覚えていないし みんなどうでも良かった

よくある話だけど学校が嫌いだった 興味もない歴史を覚えたり (ギリシア神話はロマンティックだと思う) よくわからない計算をしたり (解なしってどういうこと) 仲良しグループで休み時間ごとにトイレへ行ったり (行かないと洗面所で何を噂されるかわからない)  可哀想なくらいのろまな子だったので 何をするにも要領を得なくてそのくせ強情をはるのでどうしようもなかった

それでも週末 教会で聖書を講読する時間は好きだった 毎回終わったら感想を書かなくてはいけなくて みんな嫌がったり 居眠りしては立たされたりしていたけど わたしはその時間が好きだった まだ新しいステンドグラスはそれなりに綺麗だったし 感想文は幾多も書かされた小論文やレポートのうち唯一採点されなかったからだ 或いは教師の理想通りの文を書いていたのかもしれないけれど

 

もしも高校時代の自分になにかを伝えることが出来たとしても どうせ聞きやしないんだから無意味だけど ただ 寝る前にチョコレートを食べたら ちゃんと歯磨きをしないと虫歯になるぞとは言ってやりたい

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