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生まれたばかりの まだ生きることしか知らない子供たちを 後先も考えずに殺していった 禁猟区で 男たちは笑いながら 死んだ子供たちを籠に入れて街へ売りにゆくのだ 生け捕りにされた子供は 濁ったぬるい水のなかで弱り じきに力尽きてゆく

やがて沈黙の春がくることを 彼らは大して気にも留めはしない 余所者たちは好き放題にして また違う森を荒らしにゆくだけだから

 

いつしか子供たちは 毒を持って生を受ける 卵が割れて透明な粘膜と共に滑りながら草むらのうえをすすむから 悪い奴らはみなごろしにしてしまう でもそんな日ってくるのかな 

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