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嵐の尻尾から雨が降り続いている 橋が流れてしまったので 人々は渡し守に頼まねばならないのだが その舟も出すことが出来ない 泥水は水車小屋を押し流し 材木屋の木々を筏なしで下流の港町へとやり それでもまだ止まることを知らなかった 子供も大人も 誰も流されなかったことだけが唯一の救いだった

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