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歩くたび枯葉がかさかさと音を立てている公園の小道を 朝のひかりが穏やかに照らしだすと 梅雨で濡れた落ち葉が金色に輝いて見えた ほとんど風は吹いていない 見上げれば白む空 黎明の青になるまえの 昨日を飲み込んだ夜の闇が遠き山並みへと消え去ったばかりの白であった 明日から師走