2016-03-24 404 Fiktion 川岸の街は 夜の光を流すので いつまでも明るい 眠らない君は 船に灯を乗せては 見送る ことを 嗤うひとがいれば 嗤わせておけば佳い誰の言葉も 君を癒やすことはなかった 指の間から零れてゆく 水のようにわたしの神さまと 君の神さまが違う存在であれど 尊ぶことの清らかさは変わらない 流れが濁っても 河は 河であるのだから