2016-02-19 370 Wirklichkeit 池のほとり わたしは厚底靴でふらふらと回って遊ぶ 木の枝に引っかかった綿毛は 鳩でも 天使でもなくて きっとインディアンの羽根飾りだった この街はとても温暖な気候に恵まれているので こどもたちは 緑の芝生のうえを 跳んだり 跳ねたり 転がって遊べる 代わりに 凍った雪道を 滑らないように歩く方法を まだ教わってはいないのだが 知らないままかもしれない 側転も逆立ちも出来ないままで 大人にはなれるものなので