2016-04-05 416 Fiktion 下流は桜の花びらで埋まり トンネルを抜けるたび 闇は深くなる 山椒魚は岩の狭間で 新月の暗さを知るのだろうか 爪先から滲み出てゆく毒 それはわたし自身がつくりだしたものだった