2017-09-16 945 Fiktion 本当のことを話しているときに限って 物語を聞いているみたいと言われるのは心外だけど ある意味では毎日が休暇中の冒険のようなもので そこへ嘘を混ぜるとちょうどいい温度になり すっと溶けてゆく 淹れたてのブラックコーヒーに 角砂糖を落とすように 誰に知られることもなくひっそりと しかしそれを味わった者だけが その甘さを知っているのだ 本当の話 作者: ソフィカル,Sophie Calle,野崎歓 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 1999/10 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 14回 この商品を含むブログ (20件) を見る