1297

残業おわりの街はすこし静かで 嵐の前 スーパーの惣菜コーナーはほとんど何も残っていなかった 食べ損ねた夕食の代わりに精肉店で細切れを買ったのだけど 果たして豚だったか 牛だったのか よく覚えていないのだった パンはすべて売り切れていたので 明日はパンケーキを焼こう
夜の電車に揺られながら 窓の外に暗さがあることに安堵した