2019-03-13 1487 Fiktion 細い月が浮かぶのを見るたび思い出すのが 冬のN市で立ち別れたひとのことで良かったと思う 最後に会ったのはぜんぜん違う場所 違う街だったのに そしてあのひとはまるで別のひとみたいに見えた わたしがむちゃくちゃに愛していた頃のひととは別のひとだった